健康な体づくり

ちょっと待って、そのマスクのつけ方、大丈夫?

今冬もインフルエンザが流行り、また、2月に入って花粉症にも注意が必要な時期がやってきました。街にはマスクで予防している人たちをたくさん見かけますが、シニア世代でもおかしなマスクの使い方をしている人がちらほらと。いま一度、正しいマスクのつけ方をおさらいしてみましょう。

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イメージ/写真:無料写真素材 写真AC

つけ方の間違いが多くみられるプリーツタイプ

空気が乾燥している冬場は、風邪をひきやすく、皆さんの周りにも、すでに風邪を引いた人もいるのではないでしょうか。そうした風邪などの予防に使われているのが「マスク」です。昔は、ガーゼのマスクでしたが、いまは不織布のプリーツタイプ(平型マスク)、立体タイプなどが主流となっています。

そのなかで、よく間違った使い方を見かけるのが、プリーツタイプです。

オモテとウラを確認しよう

プリーツタイプは、とても手軽で、日常的に使うには優れているのですが、オモテとウラを間違う人が結構います

見分ける方法は、ヒダの向きが下になっている面が、外側になるオモテ面です。もちろん鼻を固定させる部分を上にします。

耳かけヒモの取り付け位置で確認できるものもありますが、メーカーによって違うこともあるので、まずは、ヒダの向きを確認しましょう。

マスクのオモテ、ウラを確認する

マスクのオモテ、ウラを確認する/イラスト:弓削ヒズミ

マスクのつけ方

プリーツタイプのつけ方です。

①鼻を固定させる部分を軽く折り、鼻の両側から押さえてフィットさせます。

②ヒモを耳にかけて、マスクの下側をアゴの下まで、ギュと伸ばします

マスクの横に隙間が出来ていないか確認しながら、全体を調整すればOKです。

マスクのかけ方

マスクのかけ方/イラスト:弓削ヒズミ

悪いマスクのつけ方

せっかくマスクをつけていても、効果がない使い方の人を見かけます。

①鼻やアゴを出さない
息苦しいのかもしれませんが、マスクを鼻の下にしている人がいますが、それではマスクの意味がありません。またアゴを出していると隙間が出来るので、マスクの効果が薄れてしまいます。

②マスクをアゴにかけない
よく見かける姿ですが、これもNG。マスクをずらした際、オモテ面についた雑菌、ホコリ、花粉などが手に付着して、手から口や鼻に移ってしまいます。

マスクを外す際は、耳かけヒモを持ちながら、マスクに触らないように捨てるのが理想です。もったいなからといって、同じマスクを何度も使いまわしたりしないでください。1日1枚が目安です。

悪いマスクのつけ方

悪いマスクのつけ方/イラスト:弓削ヒズミ

自分に合ったマスクを選ぶ

マスクにも、いろいろなサイズがあり、自分に合ったサイズを選びましょう。一般社団法人 日本衛生材料工業連合会のサイトに、指を使ったサイズの測り方が紹介されています。

親指と人差し指でL字形を作り、耳のつけ根の一番高いところに親指の先端を当て、鼻のつけ根から1cm下のところに人差し指の先端を当てます。その親指から人差し指までの長さがサイズの目安になるそうです。

測った長さが、9〜11cm→子供用サイズ、10.5〜12.5cm→小さめサイズ、12〜14.5cm→ふつうサイズ、14cm以上→大きめサイズがおすすめとのこと。ぜひ、参考にしてみましょう。

マスクのサイズの目安

マスクのサイズの目安(引用:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 許可番号131)/イラスト:弓削ヒズミ

引用:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 許可番号131

マスクだけを過信せず、自己管理も必要

ただし、マスクをすれば絶対に安全というわけではないこともお忘れなく

インフル予防にマスクは「推奨していない」厚生労働省』(2017年1月26日 産経ニュース)という記事が掲載されました。

感染拡大を防ぐのに有効だが、自分を守る手段としては推奨していない」という同省担当者のコメントのように、インフルエンザは、ウイルスのついたドアノブ、電車のつり革など触った手で、鼻や口に触れて感染する「接触感染」があります。マスクだけでは接触感染は防げません。

また、先ほどから本記事で説明したように、マスクのつけ方によっても、外部からマスク内にウイルスや雑菌が入り込むこともあり、マスクが万全というわけでもありません。

じゃあ、マスクは無意味なのかと言えば、そうではありません。

もしも、自分がインフルエンザに感染したおそれがあるなら、家族や周囲の人を感染させない、拡大防止の一助になります。また、風邪やインフルエンザ対策には適切な湿度を保つ必要があるので、マスクで鼻や口を保湿する効果は期待できます。

最後に、厚生労働省のサイト「インフルエンザQ&A|厚生労働省」で記述されたインフルエンザ予防についてご紹介しましょう。

①流行前のワクチン接種
②飛沫感染対策としての咳エチケット
③外出後の手洗い等
④適度な湿度の保持
⑤十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
⑥人混みや繁華街への外出を控える

ゆっくりと休養して、外出先から帰ったら、手洗い、うがいなど、こまめにすることが基本ですが、ここで掲げられている②、④に、マスクは有効ですし、⑥の病院や買い物など、どうしても人混みのある場所へ出かけなければいけないときこそ、マスクは役立ちます。

マスクは万能ではないですが、病気を予防する、そして自分から病気を拡散しない手段として、ぜひ、正しく活用したいものです。

文・イラスト=弓削ヒズミ(編集部)

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