趣味や愉しみ

第2回:大人が愉しめる音楽ライブ
〜Rui

音楽ライブには行ってみたいものの、なかには気後れしてしまっている人もいらっしゃるのでは? 現在、音楽ライブのスタイルや会場もさまざまで、大人(シニア)だからこそ、行って欲しいスポットになっています。このコーナーでは、大人が愉しめる音楽ライブをご紹介していきます。

Rui

2016年11月2日、原宿 LaDonnaでのライブ/撮影:弓削ヒズミ

音楽とお酒に酔いしれるレストラン形式ライブのすすめ

Rui at 原宿 LaDonna/2016年11月2日
第1回:大人が愉しめる音楽ライブ〜TAKiO BAND(伊藤多喜雄)

音楽ライブ、お芝居など、イベントは19時前後に始まることが多く、その場合、夕食をとるタイミングに悩まれる方もいるようです。空腹で2時間近い公演を観るのもつらいし、音楽ライブ前に食事をとるには、1時間ほど早く会場近くに行ったり、出かける前に軽く済ませるなど、それなりの時間と準備が必要となり、それもわずらわしいもの。そうしたニーズからか、食事をしながら音楽を楽しめるレストラン形式の会場が増えてきました。

有名なところでは、ブルーノート東京、丸の内コットンクラブ、ビルボードライブ東京などがあげられます。いずれも充実したドリンク&フードメニュー、質の高い音楽を提供し、満足度の高いライブが繰り広げられているようです。

Rui

開演まで、ゆっくりと腹ごしらえしながら、お客さま同士で歓談/撮影:弓削ヒズミ

このようなレストラン形式のライブの状況を調べるため、歌手のRuiさんのライブに伺い、アーティスト側、お客さん側の意見や感想を聴いてみました。Ruiさんとは個人的に付き合いも長く、何度も彼女のライブを見ている仲。今回、特別に出番前の楽屋でインタビューさせてもらいました。

Rui

楽屋でメイクをしている最中のRuiさんにインタビュー/撮影:弓削ヒズミ

「レストラン形式の会場でやるライブは楽しいですよ。お客さまとの距離が近いから、ライブの反応がモロに伝わってきます。客席にいる一人ひとりの顔も全員見えるので、また、あの人が来てくれた、遅れると言ってた人も時間通り間に合ってよかった、そんな感じで、お客さまの確認をしてます」。

Rui

客席からステージを見ると、これぐらい近くに出演者がいるので、息づかいや細かな表情まで伝わってくる/撮影:弓削ヒズミ

開演前、何人かお客さんにお話を聴いてみたところ、ステージとの距離が近いことに満足されているようです。音の大きさもほどよく、広い会場と違い、生音が聴こえて、細かなニュアンスも楽しめるという意見もありました。また、着席しながらゆっくりと食事をできることも好評のようです。いいお酒と、いい音楽、この2つを楽しめるのが良い、そんな声もありました。

Rui

「音楽は飲みながら聴いてもらった方が楽しいです。楽しいお酒の時間になってほしいし、もちろん音楽も楽しんでもらいたいですね」とRuiさん/撮影:弓削ヒズミ

レストラン形式のライブと、通常ライブの違いに「音」への配慮があります。ステージと客席が近く、またシニア層のお客さまもいるため、音が大きすぎない、耳がキンキンしない、だけど、ダイナミクスさはキープする。そうした見えないところに気を使っています。Ruiさんのライブでもリハーサルでは入念なサウンドチェックが行われていました。

Rui

客層に合わせた選曲が行われ、お客さまからのリクエストから選ぶことも。この日は中島美嘉「一番綺麗な私を」が歌われた/撮影:弓削ヒズミ

ライブの途中に小休憩を入れるのもレストラン形式での特長といえそうです。演奏者の休憩でもありますが、飲食を伴うので、お客さまの追加オーダーやトイレの時間をとるためです。2部構成であったり、衣装替えであったり、一度のライブのなかで、舞台演出が変わることもあるので、観ている側には、ちょっとしたお得感があります。

Rui

ステージの合間にお客さまから花束が贈られると、ステージと客席の距離感もいっそう縮まった/撮影:弓削ヒズミ

この夜のRuiさんのライブでは、彼女の伸びやかな歌声が会場を包み込み、お客さまはリラックスした雰囲気に包まれていました。手拍子や声援でエールを送るお客さまや、Ruiさんの成長する姿を楽しみにしている年配のお客さまなど、それぞれの楽しみ方で音楽ライブを満喫しています。

Rui

突然、客席から湧き上がった乾杯コール。こういうサプライズが出てくるのもレストラン形式ライブの良さかも/撮影:弓削ヒズミ

一度、レストラン形式の音楽ライブを楽しんでみませんか。

Rui

開場全景/撮影:弓削ヒズミ

文・写真=弓削ヒズミ(編集部)2016年11月取材

第3回に続く


■ Profile ■
Rui
女優、タレントとして活躍する「藤間瑠依」が、歌手活動している時の名前が「Rui」。2009年「幸せの扉」、2012年「もう泣かないで」をリリース。三味線や殺陣など、日本の伝統芸能に精通し、日本舞踊・藤間流教授免許を取得。歌手と併行して舞台の活動も積極的に行っている。相棒は愛犬トイプードル「ちゃみ君」。
公式サイト

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