趣味や愉しみ

第1回:大人が愉しめる音楽ライブ
〜TAKiO BAND(伊藤多喜雄)

音楽ライブには行ってみたいものの、なかには気後れしてしまっている人もいらっしゃるのでは? 現在、音楽ライブのスタイルや会場もさまざまで、大人(シニア)だからこそ、行って欲しいスポットになっています。このコーナーでは、大人が愉しめる音楽ライブをご紹介していきます。

伊藤多喜雄

2016年10月1日、目黒 BLUES ALLEY JAPANでのライブ/撮影:弓削ヒズミ

民謡に対する固定概念が変わる

TAKiO BAND(伊藤多喜雄) at 目黒 BLUES ALLEY JAPAN/2016年10月1日

「民謡」というと、ご年配のファンが多い音楽ジャンルで、これからシニアになる世代にとっては、「自分はまだ若いから」なんて理由で、ちょっと距離を置いている方もいるのでは? そんな食わず嫌いな方にこそ、ご紹介したいアーティストがいます。民謡歌手・伊藤多喜雄さんです。

伊藤多喜雄

2016年10月1日、目黒 BLUES ALLEY JAPANでのライブ/撮影:弓削ヒズミ

民謡の枠にとらわれず、さまざまなジャンルのミュージシャンと共演したり、伝統的な歌唱に現代的なアレンジを取り入れた多喜雄さんの民謡は、これまでの民謡に対する固定概念を変えるかもしれません。それは奇をてらっているわけではなく、歌が求める「音」を、そのまま表現しているように感じます。例えば、邦楽では定番の尺八、三味線といった和楽器に、西洋楽器のバイオリンやピアノを絡ませることで、バラード曲のような悲哀感が増して、よりドラマチックになるのです。

伊藤多喜雄さんのステージは、今回の取材時のような「TAKiO BAND」というバンド編成で行われることがあります。その時々によってメンバー編成は変わってきますが、いずれも腕の立つミュージシャンばかりなので、ライブに通いながら、その違いを楽しむのもおもしろいかもしれません。

この日のライブは2部構成で行われ、第1部では、全員、黒を基調としたスーツ姿で、落ち着いた趣のステージ。対して第2部は、パーカッショニストの仙波清彦さん、コーラスのめぐ留さんが加わり、にぎやかな編成に。多喜雄さんの魅力は、歌だけではなく、そのトークのおもしろさも。ご本人曰く「民謡界のさだまさし」だとか。感動的な歌の後に、くだけたトーク。この緩急のついた進行と、ときおり見せる、多喜雄さんの人柄にファンは惚れるようです。

伊藤多喜雄

2016年10月1日、目黒 BLUES ALLEY JAPANでのライブ/撮影:弓削ヒズミ

最後の「ソーラン節」では、客席のいたるところからの「どっこいしょー、どっこいしょー!」の掛け声があがり、席から立ち上がり踊る人も。スタンダードな民謡が、これだけ会場を湧かせます。伊藤多喜雄さんのステージからは「民謡」の可能性を強く感じるはずです。一度、ステージを観てみませんか?

2015年3月5日、高津市民会館でのライブ/提供:TAKiOプロモーション

文・写真=弓削ヒズミ(編集部)2016年10月取材


第2回に続く


■ Profile ■
伊藤多喜雄(いとう・たきお)
北海道苫小牧出身。「民謡界」の枠にとらわれず「民謡」の復活へ向けて、独自に活動の場を切り開いてきた。坂田明、小室等など様々なジャンルのミュージシャンとも共演し、積極的にライブ活動を展開。傍ら「唄さがしの旅」を重ね、生活に基づく唄を訪ね歩く(「北の海の道」「多摩紀行」出版)。唄を通して、日本各地の町おこしにも関わり、日本中を駆け回る日々を送っている。

≪ライブ情報≫
2016年10月20日(木)/目黒APIA 40
怨歌と民謡の世界〜伊藤多喜雄×三上寛 2マンライブ

2016年10月24日(月)/渋谷TakeOff 7
渋谷和音祭<1日目>

2016年10月25日(火)/渋谷TakeOff 7
渋谷和音祭<2日目>

2016年10月30日(日)/まほろ座 MACHIDA
伊藤多喜雄が町田にやってくる!!〜やーれん!そーらん!

詳細は、伊藤多喜雄公式サイトまで。

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