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「老害」と言われないための5カ条

シニア世代にとって耳の痛い言葉が「老害」。ひょっとして、自分も周囲から「老害」だと思われているんじゃないか、そんな心配をしている方も居るのではないでしょうか。では、いったい「老害」と思われないためには、どうしたらいいのか考えてみました。

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イメージ/写真:無料写真素材 写真AC

自分でも知らないうちに「老害」に?

いま、よく耳にする言葉が「老害」です。数年前までは、あまり耳慣れない言葉でしたが、急に浸透してきたように思います。調べてみれば「老害」という言葉は、2008年の広辞苑 第六版から記載されていました。

ろうがい【老害】<老人による害の意>硬直した考え方の高齢者が指導的立場を占め、組織の活力が失われること。(広辞苑 第六版)

辞書の意味どおりにいえば、「いまの若者は、これだからダメだ」「昔から、これが常識だ」などと、他人の意見を聞かず、社会や組織の中で活動を阻害する高齢者の行為を「老害」と指しますが、他にも飲食店や販売店でクレームを言ったり、駅や車内で突然怒り出すような高齢者の行為も「老害」に含まれるかもしれません。

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皆さん、胸に手を当ててみてください。自分でも知らないうちに「老害」だったかもと思い当たる節はありませんか? シニア世代前の40~50代の人だって、そういう人がいますよ。

長年の苦労と努力で培った経験は、とても貴重で大切なものであり、それを信じて言動を起こすことはいいことだと思います。ただし、時と場所、時代の変化によっては、それが正しい言動ではない場合もあります。自分の思い込みだけではなく、客観的に判断する習慣をつけることも必要なのかもしれません。

「老害」と言われないための5カ条

それでは、「爺ちゃん婆ちゃん.com」が「老害」と言われないための5カ条をご提案します。

  1. ・主観を抑え、客観的な視点で考える
  2. ・新しいこと、知らなかったことを学び続ける
  3. ・過去の実績や経験にとらわれず、現状の自分でできることを考える
  4. ・年齢や立場の違う人と交流を図る
  5. ・他人の話を謙虚に聴き、聴き上手になるよう心がける

この5カ条は、これまで「爺ちゃん婆ちゃん.com」で取材してきた人たちから学んだことでした。

高齢者に自立しなさいと言うのは、自分でできることは自分でやり、お互いに感謝、思いやることが大切だから。「いつも、ありがとうね」と言われれば、世話をする子どもも、また何かやってあげようと思うじゃないですか。
第2回 : Twitterで人気のおばあちゃんミゾイキクコさん②

リタイア前にいろんなことを考えるんだったら、人間関係をもっと幅広くしておくといいでしょう。たとえば、会社とは離れた業界の人に求めるとか、世代の違う友人をつくってみるとか。
第4回 : 個性的なファッションの直木賞作家志茂田景樹さん②

メロウ倶楽部では、たくさんのお友だちが出来ました。その人たちから、コンピュータの使い方、人間の生き方、礼儀作法、文章の書き方など、いろいろ指導を受けました。時には、かなり厳しい指導もありましたけど(笑)
第13回:82歳のアプリ開発者 若宮正子さん①

俺の親父みたいに、頑固で高慢でこだわっている年寄りになってはダメ。楽しい人生を過ごしたいなら、素直で、みずみずしくて、柔軟なジジイになることが「得」ですよってこと。
第15回:ラジオでお馴染みの 毒蝮三太夫さん

何をやるにしても、たくさん見ないといけないし、たくさん食べないといけない、たくさん飲まないといけない、たくさん聴かないとわからない、いろんなものを「自分の身体に浴びる」ことをしないと。
第17回:サックス奏者 坂田明さん②

この他のインタビュー記事にも数々の金言があります。お時間があれば、ぜひ、本記事もご覧ください。

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これからは高齢者人口が増え、定年退職後も働き続ける時代です。新しい職場で、新しい仲間と、「ゼロ」から人間関係を築いていく機会も数多くあります。「老害」なんて言われることのない、楽しい第2の人生をお過ごしください。

文=弓削ヒズミ(編集部)


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