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かわいい孫に好かれたい③
こどもの名前は、親? 祖父母? 誰が付ける?

孫は、こどもと違って育てる責任がないので手放しでかわいいもの。でも、いろいろと、とまどうことも多くて…。

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命名権争奪戦!?

待ちに待った孫の誕生。おじいちゃんは、自分が付けると張り切っています。それを聞いた夫婦は、こどもの名前は親が付けるものじゃないの? と話し合っているうちに、相手の煮え切らない態度に、ケンカや離婚にまで発展してしまうことがあるそうです。さて、すっきり納めるためにはどうしたらよいのでしょうか。

歴史ドラマなどで、生まれたこどもの名前を目上の人に付けてもらっているシーンを見ることがあります。いまでも、親族の長に名前を付けてもらう慣習が残っているという話も聞きますが、ほとんどの場合は、親夫婦が、その両親と相談して決めるパターンが多いのではないでしょうか。

世代間ギャップの出る、名前の付け方

インターネットを検索すると、同じような悩みの相談がたくさん載っています。両家の親が、姓名判断なども用いて考えた名前を主張して一歩も譲らない。その名前を夫婦がよいと思えば、話もスムーズに進みますが、名前には、その時代の流行りもあって、なかなか難しいもの。世代の差や価値観などのギャップを埋められないことも多いようです。

義父母に対する遠慮があって、面と向かってことわりきれず、それを夫(妻)に伝えてほしいと言ってもノラリクラリ。そこから夫婦ゲンカに進んでしまうこともあるそうです。親たちに相談すると、まとまりがつかなくなることを見越して、自分たちで決めて、あとから報告している夫婦もいるようです。

2016年の「たまひよ人気名前ランキング」は?

株式会社ベネッセコーポレーションでは、毎年、1月1日?10月31日までに生まれた子供の名前を集計して、「たまひよ人気名前ランキング」を発表しています。2016年のランキングは、18,029人(男の子9,192件 女の子8,837件)から順位を決定しています。

男の子の名前の1位は、「蓮(れん)」、2位「大翔(ひろと)」、3位「陽翔(はると)」。女の子の1位は「陽葵(ひまり)」、2位「陽菜(ひな)」、3位「結愛(ゆあ)」でした。(「たまひよ 2016年名前ランキング100」http://tamahiyo.jp/namae/より)

いかがですか?

素敵な名前を、生まれてきたあかちゃんにプレゼントしたいという気持ちは、誰もが持っています。でも、誰にも負けない強い思いを持っているのは、やはり、親でしょう。ここは、おじいちゃん、おばあちゃん、じいじ、ばあばは、グッと我慢して、夫婦にまかせるのがよいのかもしれませんね。

文=水楢直見(編集部)    

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