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重曹を使って、年末の大掃除

2016年も残すところ、あとわずか、そろそろ年末の大掃除も考えたいところです。もし、これから掃除用具や洗剤を揃えるならば、洗剤の代わりとして「重曹」を使ってみませんか? 天然素材だから身体にやさしく、汎用性も高いので、余すことなく使い切ることも容易です。

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天然素材で汎用性が高い「重曹」は、いろいろな場所の掃除に使えて便利/写真撮影:弓削ヒズミ

100円ショップでも買えるから、お財布にもやさしい

「重曹」が掃除に使えることを、ご存知の方は多いかもしれませんが、実践した方は、少ないかもしれません。ちなみに、編集部や周囲の人間に聴いてみたところ、使ったことがあるのは私1人だけでした。

ということで、編集部の年末大掃除も兼ねて、重曹で掃除してみました。

まず、重曹の入手先ですが、薬局やドラッグストアなどはもちろん、いまなら大手100円ショップでも取り扱っています。粉状の重曹以外にも後述する水溶液スプレーになった商品も売っているようです。

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100円ショップで手軽に入手できるので、積極的に使ってみたい/写真撮影:弓削ヒズミ

重曹は、クレンザーのような研磨する作用と消臭効果があるので、水まわりの汚れ落としから、カーペットやマットなどの生地にも使うことができるといわれています。重曹の基本的な使い方は「水溶液スプレー」「ペースト」「粉のまま」の3つ。掃除する箇所や汚れの度合いによって使い方を変えていけばいいと思います。

水溶液スプレーで散布しながら拭く

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水溶液にすれば使い勝手もアップ。デスクまわり、壁や床など、さっと、スプレーを吹きかけて雑巾で拭きとる/写真撮影:弓削ヒズミ

市販されている掃除用スプレー洗剤のように、重曹の水溶液を作り、スプレー容器に入れて使います。水溶液は、水200mlに対して重曹小さじ1~2杯程度が目安です。汚れた箇所にスプレーを散布して、雑巾やスポンジなどを使って拭き取っていきます。汚れがひどい時は、散布後、しばらく放置してから拭いてみます。

ペーストで塗りつけて汚れを落とす

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しつこい汚れにはペースト状にして、タワシやスポンジなどでゴシゴシと磨く。化学洗剤と比べると落ちにくいかもしれないが、天然素材だから安心して使える/写真撮影:弓削ヒズミ

油汚れや、こびりついた汚れにはペースト状にして対処。ペーストの作り方は、重曹と水を混ぜて練り上げるだけ。比率としては重曹:水の割合を2:1にするのが目安です。最初は硬めにして、少しずつ水を加えながら練ると分量が増えすぎずに済みます。ペーストは乾燥しやすいので密閉容器に保管するか、使い切りましょう。

粉をまいて濡れた布で磨き上げる

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重曹は水と混ざることで効果を発揮。粉をふりまいたら濡れたスポンジやブラシで磨く。クレンザーよりも粒子が細かいので、蛇口などの金属部に使えば、表面を傷つけることなく輝きが増す/写真撮影:弓削ヒズミ

洗面台やキッチンのシンクなど、水まわりには、クレンザーの代わりとして重曹の粉を均一にまき、濡れたスポンジやブラシで磨きあげます。排水溝のヌメリとりにも使えます。排水溝に重曹をまいてから、その上に「酢」を振り掛けると、化学反応で炭酸ガスが出ながら発泡。そのまま20~30分放置してから水を流しながら洗い落とします。

いろいろ工夫しながら重曹で掃除しましょう

今回、掃除用として購入したのが、「重曹」「スプレーボトル」「密閉容器」「プラスティック容器」の4点だけ。すべて100円ショップで購入したので、432円で済みました。市販の洗剤で、スプレー、ペースト、粉末の3種類を揃えることを考えれば、かなりコストパフォーマンスはいいと思います。

重曹は、天然素材だから、冷蔵庫や食品ストッカーの中を掃除しても大丈夫だし、小さな子どもや、ペットの身の回りで使っても安心です。酢と合わせることで、汚れを浮かせる効果が上がるので、使える用途がさらに広がります。重曹をフタのない容器に入れ、戸棚や収納ケースの中に置いておくと消臭効果も期待できます。

とにかく重曹の使い方はいろいろあるので、今年の年末大掃除に使ってみてはいかがでしょうか。

《ご注意》
※重曹は弱アルカリ性なので、ほかの化学洗剤と併用しないでください。

文・写真=弓削ヒズミ(編集部)

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