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シニア世代から見た電動アシスト自転車の選び方

定年退職後の生活で、あると便利なのが電動アシスト自転車。地域活動に参加したり、サークルの仲間と出かけたり、コミュニティの幅が広がる乗り物です。普通の自転車に比べれば、ちょっと値段は張りますが、最近はシニア向けに作られたものもあり、検討してみてはいかがでしょう。

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イメージ/写真:無料写真素材 写真AC

シニア向けの電動アシスト自転車を選ぶポイント

定年退職後、これから活動的なライフスタイルをはじめるのに大切なのは「アシ」です。でも、アシはアシでも、電動アシスト自転車の「アシ」です。もちろん脚力の「足」も重要なのですが、買い物や地域活動への参加するには、電動アシスト自転車があった方が何かと便利です。

平均的な市場価格は10万円前後ですが、今後、自動車運転免許の自主返納問題、自動車の維持費を払い続けることを考えれば、マイカーからの切り替えの選択肢にもなりうるかもしれません。

それでは、シニア向けの電動アシスト自転車を選ぶポイントを挙げてみましょう。

選ぶなら車体重量の軽いタイプ

選ぶ基準の一つとして挙げられるのが「軽量」であること。電動アシスト自転車は、以前よりも軽量化が進んでいるとはいえ、一般的な自転車に比べると、バッテリーやモーターなどを装着している分、重量があります。商店街のアーケードなど、押して歩かなければいけない場所や、ラック式駐輪場に停める時など、車体が重いと苦労します。走っていない時のことも考えれば、軽いタイプがおすすめです。

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車体重量が軽い方が駐輪場に停めやすい/写真:無料写真素材 写真AC

重心の低い安定感のある車体

まだ若いからと思っていても、体力は歳とともに落ちていくので、安定感のある自転車を選びます。自転車を停車させている時でもバランスが取りやすいものがいいでしょう。車体が低く、小径タイヤを採用した安定感のある車体がおすすめです。

電動アシスト機能の強弱を選べる車種

シニア向け車種の電動アシスト機能は、何段階か強弱を選べる車種もあり、パワーを弱めて運動目的に使うことも出来ます。シニア世代の自転車の使い方は、特にスピードを求めるわけでもなく、子育て世代のように重たい荷物を運ぶわけでもないと思われますので、「軽さ」「安定感」「扱いやすさ」が選ぶポイントとなります。

シニア向けの電動アシスト自転車は、ヤマハ、ブリヂストン、パナソニックなど、大手メーカー各社から発売されています。実際に試乗しながら選びましょう。

文=弓削ヒズミ(編集部)

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