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シニアチアのグループが大集結!
スポットライトを浴びて、華麗にダンス!

ステージ上で笑顔を振りまきながら踊るダンサーたちの平均年齢が、60歳を超えているなんて信じられますか? しかも踊っているのは、シニア向けの健康体操ではなく、アップテンポの曲に合わせたチアダンス! 脚を振り上げ、時には開脚やジャンプも。そんなシニアチアダンスのフェスティバルの様子をリポートします。

関連記事=2016年10月13日掲載『夢は東京五輪の舞台でダンス! シニアチアで世界に』

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2016年12月11日に横浜・関内ホールで行われた「シニアチアフェスタ2016」。演技をしているのは「JSCA YOKOHAMA bestyle-α(ジェスカ横浜ビースタイル アルファ)」/撮影:弓削ヒズミ

平均年齢60歳、19チームが大集結する祭典「シニアチアフェスタ2016」

今回、取材にうかがったのは2016年12月11日に横浜・関内ホールで行われた「シニアチアフェスタ2016」。以前、取材させていただいた日本シニアチア協会が主催する年に1度の大会です。出場したのは、日本シニアチア協会オフィシャルユニット「Team JSCA(チーム ジェスカ)」をはじめ、全部で19チーム、出場者総数189名におよびます。東京近郊だけでなく、愛知県、大阪府、山梨県など遠方からエントリーするチームもいました。そして出場者の平均年齢は61~62歳です。

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会場となった横浜・関内ホールのエントランス/撮影:弓削ヒズミ

関内ホールには、開場時間前から大勢の人が待っており、皆さん、かなり期待が高まっています。開場するやいなや、ホールの客席がどんどんと埋まっていきました(主催者からの来場者発表は731名)。会場では、出演するダンサーと、その家族や友人の方が歓談していますが、なかには緊張した面持ちのダンサーもいて、大舞台を前に、喜びと不安が入り混じった空気が流れていました。

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開場とともにホールの席が次々と埋まっていき、開園前には席を探すお客さんの姿もみられた/写真提供:日本シニアチア協会

各チームごとに工夫を凝らしたダンスパフォーマンスを繰り広げる

大会は、協会オフィシャルユニットによるオープニングのデモンストレーションからスタート。練習量と発表する場数の多いフラッグシップチームだけあり、個人技も、21名のフォーメーションも見応え十分の技量でした。そのあとに、各チームによる演技が行われ、審査員が審査していきます。

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平均年齢60歳、最高年齢70歳の日本シニアチア協会オフィシャルユニット「Team JSCA(チーム ジェスカ)」のチアダンス/撮影:弓削ヒズミ

各チームとも、ダンスや衣装にも工夫を凝らし、自分たちの特長をアピールしていきます。20名近い編成でラインダンスやウエーブなどの大人数ならではの迫力で魅せるチーム、少人数ながらも難易度の高いパフォーマンスに挑戦していくチーム、親子メンバーで参加するチーム、最高齢78歳のメンバーを中心にフォーメーションで表現するチームなど、とにかく、いずれも個性的なダンスで会場を沸かせました。

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新メンバーがたくさん加入したという最高齢78歳の「JSCA Angels(ジェスカ エンジェルス)」は、セクシーさ、キュートさを全面にしたダンスを披露する。今年も、このステージに立てることに感謝でいっぱいとコメント/撮影:弓削ヒズミ

 

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ほかにも、さまざまなスタイルでチアダンスを披露するチーム。個性あふれるパフォーマンスと笑顔でお客さんたちを盛り上げていく/撮影:弓削ヒズミ 写真提供:日本シニアチア協会

年長シニアチーム、さらには男性シニアユニットまで登場

エントリーチームの演技が終わると、協会のオフィシャルユニット2組のハーフタイムショーが行われました。

最初に演技した「JSCA masters(ジェスカ マスターズ)」は、最高齢73歳、年長シニアによるチーム。衣装に記された背番号「73」「71」「70」「69」「68」は、その方の年齢です。他チームに負けていない運動量を笑顔で演技します。ひとことで感想をいうならば「日本のシニア恐るべし」といった感じでした。

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シニアチアの楽しさを広める役割を担う、アラウンド70の協会公式ユニット「JSCA masters(ジェスカ マスターズ)」。年齢を感じさせない動きと発声で華麗なパフォーマンスをみせてくれた/撮影:弓削ヒズミ

次のチームは「JSCA BLAST(ジェスカ ブラスト)」。なんと、シニア男性2名によるチームです。ケニー・ロギンズの「Footloose」にのせて果敢にダンスに挑戦します。技が決まるたびに、出番の終えたチームの女性陣から大きな拍手と黄色い声援が飛び交いました。

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唯一の男性出演者ユニット「JSCA BLAST(ジェスカ ブラスト)」。無骨ながらも、キビキビとした男性ならではの動きが、お客さんたちを惹きつけた/撮影:弓削ヒズミ 写真提供:日本シニアチア協会

フィナーレでは、客席まで巻き込んでの大団円

審査が終わると、全出場チームがステージに上がり、結果発表がはじまります。各賞が発表されるごとに受賞チームからは喜びの声があがり、周囲のチームからは「おめでとう」のコールが。そして厳正なる審査から今大会の日本シニアチア協会賞を受賞したのは「JSCA YOKOHAMA bestyle-α(ジェスカ横浜ビースタイル アルファ)」でした。

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日本シニアチア協会賞を受賞したのは、開催地・横浜で結成12年を迎える「JSCA YOKOHAMA bestyle-α(ジェスカ横浜ビースタイル アルファ)」の皆さん。70代メンバーも多く、年齢差もあるが、チームの輪を大切に活動を続けてきた/撮影:弓削ヒズミ 写真提供:日本シニアチア協会

最後は、協会オフィシャルユニットによるパフォーマンスが行われ、ステージだけではなく客席も巻き込んでの賑やかなフィナーレを飾りました。

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フィナーレは、協会オフィシャルユニット総出演によるチアダンス。最後は客席にも降りて、会場一体となって締めくくった/撮影:弓削ヒズミ

挑戦していくシニアの姿にパワーを感じる

想像をはるかに上まわる、パワフルでエネルギーに満ちた大会でした。日頃から鍛錬を重ねてきた各チームの努力が、ステージ上で大きく花開く瞬間に立ち会えた気がします。

大会後、日本シニアチア協会の代表理事・渡邉映衣子さんは、このような感想を話していました。
「今までそれぞれに人生を送ってきた方々が、超大人になってから『シニアチア』で出会い、学生の部活のように、ひとつのチームとして、ひとつの作品を創り上げていくのは難しいですが、自他を応援し、ステージでキラキラ輝き、全力で踊る姿は、とっても素敵です。よくある光景の『孫の応援をする祖母』『子の応援をする母』とは真逆の異空間で、会場がひとつになって、盛り上がる楽しさを、より多くの方々に体感していただきたいと思っております」。

「シニアだから」の言葉で諦めることなく、いくつになっても挑戦していく姿を、ぜひ、一度、観てはいかがでしょうか。

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全チームのメンバーが揃ってステージで記念撮影/撮影:弓削ヒズミ

文・写真=弓削ヒズミ(編集部)2016年12月取材


日本シニアチア協会

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