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役づくりのために農作業体験も行ったシニア劇団員

以前、「爺ちゃん婆ちゃん.com」で紹介したシニア劇団「かんじゅく座」の2018年本公演「みのりの畑」が、5月24日（木）から27日（日）までの4日間にわたり行われます。60歳を過ぎてから演劇を始めた、元気なシニア世代の姿を、ぜひ、観てみませんか。

今回の演目「みのりの畑」は、トマト畑が舞台。中学生のみのりが、息苦しい家族から解放されるために家を飛び出し、おばあちゃんと伯父さんが住むトマト農園に向かうところから話は始まります。ひさしぶりに会う伯父さんは、すっかりやつれ、おばあちゃんも認知症になってしまっているようです。トマトの味さえ忘れていたみのりが、たくさんの出会いを体験するひと夏の物語となっています。

2018年公演「みのりの畑」チラシ／提供：かんじゅく座

劇団員に農業経験者がいないということで、役づくりのために、実際に農作業体験を行ったそうです。そのあたりもお芝居の見どころといえます。本公演は「スイカ組」「キュウリ組」の2チームと、朗読の「なすび組」で行われます。それぞれの演劇の違いを楽しむのもいいでしょう。また、劇団初、大島・三宅島、東京の島しょ部でも公演が行われます。

日程は以下の通り。

■「みのりの畑」本公演
日時：5月24日（木）／25日（金）／26日（土）／27日（日）　※開場・開演時間は日にちにより変わります
場所：中野ザ・ポケット
料金：
A.スイカ組・キュウリ組 2,200円（税込）
B.ナスビ（朗読） 1,100円（税込）
高校生以下無料／障碍者の付き添い１名まで無料
C.[劇団のみ取り扱い]スイカ組＆キュウリ組セット券 3,500円（税込）

■島しょ部公演
6月23日（土）14：00開演／大島町開発総合センター
6月30日（土）14：30開演／三宅村文化会館（13：30より劇団かぶつの公演もあります）
料金：無料

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文＝弓削ヒズミ（編集部）

かんじゅく座
NPO法人シニア演劇ネットワーク