社会の知識を学ぶ
介護脱毛はやった方がいい?VIO脱毛のあれこれまとめ―費用・痛み・種類―
介護脱毛って聞いた事ありますか?介護脱毛とは将来介護されることを想定し、デリケートゾーン(Vライン、Iライン、Oライン)、つまりはアンダーヘアを永久脱毛することをいいます。最近介護脱毛をする40~50代が増えているそうなんです。 今回は筆者(40代女)の経験談も踏まえ、介護脱毛についてまとめました。
医療脱毛専門院のリゼクリニックがアンダーヘアの処理をしているかというアンケートを行ったところ、男性は約4分の1の25.4%、女性は約半数の45.7%の人が処理をしているという結果が出ました。割とみなさん脱毛に興味があるようですね。
では実際に介護脱毛をするとどんなメリットがあるのでしょうか?
介護脱毛のメリット
炎症や感染症の予防になる
アンダーヘアに付着した排泄物はふき取りにくく、力を入れてゴシゴシと擦ってしまうことにより肌を傷つけ炎症を起こしたり、感染症のリスクが高まります。
臭いやムレ、痒みが軽減される
アンダーヘアがあると菌が増殖しやすく、臭いやムレ、痒みの原因になります。処理してあることで、介護する側とされる側の不快感が軽減されます。
介護する人の清拭の負担が軽減される
アンダーヘアがあると介護する側もふき取るのに時間や手間がかかります。
筆者の知り合いの介護者に聞いてみても、年齢とともに抜けてしまう人が多いのでそういう人は気にならないが、そうでない人は排泄物がついてしまいとても大変、とのことでした。
介護時以外にも、日常の排泄時や女性の月の物時、アンダーヘアは無い方が断然良いです。理由は介護を受ける際同様、衛生上良いですし、素早く拭けて手間も省けます。水着を着る機会がある方は、処理をする必要がないので便利ですね。
介護脱毛は、介護する側、される側、どちらにとってもメリットがあります。
いやむしろ、あんなもの有っても何のメリットもない、と筆者は思っています。
脱毛の種類
光脱毛(フラッシュ脱毛)
エステサロン等でよく行われている方法です。メラニン色素に反応する特殊な光を照射し、毛母細胞や毛乳頭を破壊する方法で脱毛します。 広範囲にまとめて光を照射できるため、1回あたりの施術時間が短く済みます。光脱毛の機械の出力が低いため、痛みは少ないですが、脱毛が完了するまでの施術回数が多く、長い期間が必要です。比較的低価格なプランが多いです。時間が経つとまた生えてくる場合もあります。
医療レーザー脱毛
医師または医師の監督・指示のもと看護師が行なう脱毛です。 医療機関のみで可能です。医療脱毛、レーザー脱毛、とも言ったりする医療レーザー脱毛は、 レーザーの光が毛根のメラニン色素に吸収し発熱、毛を成長させる毛乳頭を破壊させます。 光脱毛に比べて出力が高く痛みは大きいですが、効果も大きいです。そのため光脱毛に比べて完了するまでの回数や期間が少なくて済みます。光脱毛に比べて料金は高いですが、個人差はありますが光脱毛も回数多く通わなければならないので、合計金額としてはあまり差はないかもしれません。手早く終えたい人にお勧めです。医療機関で行うため、麻酔が可能です。
ニードル脱毛
光脱毛や医療レーザー脱毛が主流になる前に一般的だった脱毛方法です。毛穴一つ一つに針を刺し、刺した針に電気または高周波を流すことで毛根を破壊する脱毛方法です。 1本1本行うため、時間がかかり費用も高額です。全体を行うというより、白髪など他の脱毛方法で出来ない箇所をニードル脱毛で補うといった使い方がいいでしょう。
介護脱毛は痛い?
介護脱毛は痛いと聞いたことがある人もいるかもしれません。 個人差はありますが、ニードル脱毛以外は我慢できる痛みの場合がほとんどです。
他部位の脱毛では無痛だった筆者も光脱毛でしたが、IとOは痛かったです。ただ、処置前に冷やしてくれた時は無痛でした。
脱毛の機械は出力レベルを調整できますので、耐えられないようでしたら、出力レベルを下げてもらうこともできます。クリニックで行う場合、麻酔をしてもらう事もできますので、痛みに弱い方は麻酔をしてもらって行うといいでしょう。
恥ずかしい?
普段は他人に見せない部分を見せるのが恥ずかしい!と思う人もいるでしょう。しかし、ちょっと考えてみてください。もし将来介護されることとなったら、毎回見られるようになるわけです。脱毛の施術なんて数回程度です。しかも脱毛を行うスタッフの方達は数多く経験していますし、何より仕事ですので、いちいち気になんかしていません。男性用のサロンやクリニックで女性スタッフが行う場合はありますが、女性用のところは、ほとんどの場合女性が行います。
医療保険は適用される?
医療脱毛という名はついていますが、保険は適用されません。理由は怪我や病気ではないからです。
価格
脱毛する人が増えている背景には、昔は高かった脱毛の料金が最近はリーズブルなものになってきており、気軽に脱毛する人が増えたこともあるでしょう。価格はサロンやクリニックによってかなり異なりますが、多くはVIO単体で10万円以下のところが多いです。他の部位も一緒に申し込むと安くなるというところも多いです。割引キャンペーンをやっているとお手頃価格で出来ることもあるので、キャンペーンを行っているところを探すのもありですね。
<医療レーザー脱毛>
A社 99,000円(5回)
B社 92,400円(5回)
C社 99,800円 (5回)
D社 54,400円 (6回)
E社 49,500円 (5回)
<光脱毛>
A社 59,400円 (6回) 118,800円 (12回)
B社 61,710円 (6回) 114,840円 (12回)
C社 62,700円 (6回) 105,600円 (12回)
D社 72,600円 (6回) 145,200円 (12回)
E社 47,278円 (6回) 85,778円 (12回)
冒頭で40~50代で増えていると書きましたが、脱毛は一生もの。早ければ早い方がいい、と筆者は思います。
仮に平均寿命の84歳までだとして、50歳で脱毛が完了した場合、脱毛費用を10万円で計算すると・・・
100,000円÷12,410(365×34)日=8.05..円 1日あたり8円
100,000円÷19,710(365×54)日=5.07..円 1日あたり5円
つまり、永久脱毛をするならなるべく早い方がお得ということになります。
特に女性なら月のものもあったりして、快適に過ごせるなら少しでも早い方がいいですよね。
白髪になるとできない!?脱毛を始めるタイミング
永久脱毛は白髪にはできないです。正確に言うと、光脱毛や医療レーザー脱毛の機械は白髪には反応しません。
その理由は脱毛の方法にあります。脱毛機はムダ毛に含まれる黒い色素(メラニン)に反応して毛を生やす元へダメージを与え、 毛根や周囲組織を破壊することで脱毛の効果を得るため、白い毛には反応せず脱毛効果がないからです。
脱毛はアンダーヘアが白くなる前に行いましょう。
デメリット
デメリットというのはあまりないように思いますが、強いて言うなら、一度無くなったら元に戻らない、ということでしょうか。IラインとOラインについては無くなって困る人はいないかと思いますが、Vについては、やっぱりあの形にしておけば良かった、などと後で思っても元に戻すことはできませんので、Vラインを行う際は慎重にデザインを決めた方がいいでしょう。
Vラインを全て無くしてしまうと、温泉などに行った際に恥ずかしいといった方もいるかもしれません。Vラインは完全に無くしてしまわないで、数回だけ施術して毛量を減らすという方も多いです。
まとめ
・費用はざっくり10万ほど
・清潔さを保てる(炎症・感染症リスクの低減)
・臭い・ムレ、痒み・が軽減される
・介護する側・される側の手間や時間が省ける
・痛みは我慢できる程度(麻酔も可能)
・白髪になる前にやろう
介護脱毛をした方がいいか?と聞かれたら、絶対した方がいい、と声を大にして言いたいです。声は出せないので、文字を大きくして書きますね。
介護脱毛は、した方がいい。
介護脱毛に抵抗がある方、まずは試しに排尿・排便時に影響するIラインとOラインだけでも、自分で剃ってみてください。その快適さはやめられなくなるでしょう。