社会の知識を学ぶ

いくら渡したらいい?お年玉の相場

2022年も残りわずか。年が明けると息子や娘、孫たちが来てお年玉を渡す人は多いでしょう。毎年大きくなっていく孫たちに、いくら渡せばいいのだろう?と悩む人もいるはず。今回はお年玉の相場を調べてみました。

何歳まで渡す?

成人年齢が引き上げられた今 、お年玉を何歳まで渡すか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
紙製品・化成品メーカーの株式会社マルアイが2022年12月に20代以上の男女609名を対象に行った調査によると、「高校生まで」という回答38.7%で一番多く、次いで「社会人になるまで」が27%、「大学・専門学生まで」は13.8%でした。

1位  高校生まで

2位  社会人になるまで
3位  大学・専門学生まで

「お年玉は、いつまであげるものだと思うか 」

誰に渡す?

住信SBIネット銀行株式会社が 2020年12月に住信SBIネット銀行の個人顧客 3,211名に対して行った調査によると、 お年玉を誰に渡すかという質問に対し一番多かったのは「甥・姪」という回答で58.6%、次いで「自分のこども」の43.6%でした。

1位  甥・姪

2位 自分のこども
3位  甥・姪以外の親戚のこども

4位 孫
5位 親

お年玉の相場

同じく住信SBIネット銀行の調査結果によると、「お年玉を渡す金額」は、まだ自分でお金をあまり使わない未就学児へのお年玉は1,000円以下という回答が多かったです。自分でお金を遣ったりお小遣いを貰うようになってくる小学生には金額も上がり、3,000~5,000円、小学生高学年以上になると5,000円 ~10,000円を渡す人が多いようです。

【対象者別お年玉金額相場】
 渡す相手 相場
未就学児 ~1,000円
小学生1~3年生 1,001円~3,000円
小学4~6年生 3,001円~5,000円
中学生 5,001円~10,000円
高校生  5,001円~10,000円
大学生・専門学校生 5,001円~10,000円

子供達はお年玉を何に使ってる?お年玉の使い道

イメージ/写真AC

渡したお年玉を何に使おうが本人の自由なのかもしれませんが、実際に何に使われているかというのは気になるもの。因みに筆者が子供の頃はいつも貰ったお年玉を貯金していたので、貰う時に「貯金しないで使うんだよ」と言われながら渡されてました。

株式会社小学館が運営する子育てサイト「HugKum」が2022年1月に『小学8年生』12・1月号の読者1,000人に実施したアンケート調査よると「自分の口座に貯金する 」が全体の35%で一位でした。
また最近では、子供がもらったお年玉を貯蓄だけでなく投資信託や株などの投資に回す親御さんも増えてきているようです。

1位 自分の口座に貯金する

2位 親に預ける
3位 欲しかったものを買う

4位 とりあえずしまっておく
5位 日常のおこづかいにする

キャッシュレスのお年玉も!

最近の傾向としてコロナ禍の影響もあり、「キャッシュレスのお年玉」を取り入れている人も増えてきています。

総合マネースクールのファイナンシャルアカデミーが、2021年11月に全国の子を持つ男女300名を対象に行った調査によると、「キャッシュレスのお年玉について」全体の54%が賛成の意見でした。 その理由としては、「お年玉をあげる側が便利だから」「お年玉をもらう側が便利だから」 「衛生面で安心だから」など便利性が理由な人が多いようでした。

具体的なキャッシュレスの手段としては「スマホQR決済 (PayPay・LINE Payなど) 」「図書カード 」「 交通系ICカード」  などが多かったです。

まとめ

コロナ禍やキャッシュレス化の影響でお年玉事情も多少変化してきているようですが、お年玉をもらう側としては金額がいくらであれ、どんな形であれ嬉しいものです。お年玉のやりとりも一つのコミュニケーションツールの一つとして、あまり細かい事は気にしなくてもいいのかもしれませんね。

下へ続く
上へ戻る