暮らしを彩る
シニア情報満載のフリーペーパー
「ゴールデンライフ」
日本各地のドラッグストア、クリニック、薬局などに置いてあるフリーペーパー「ゴールデンライフ」をご存知でしょうか? 同じシニア向け情報を取り扱う「爺ちゃん婆ちゃん.com」としては気になる存在です。
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なぜ、印刷会社がシニア向けの情報誌を発行?
シニアの健康や暮らしにまつわる情報から、著名人のインタビュー、数々のコラム、幅広い記事が網羅されている「ゴールデンライフ」誌(現在2016年11月の時点で通巻74号、発行部数11万部)。ここまで充実したフリーペーパーも珍しいといえます。
シニアに向けた情報が満載の「ゴールデンライフ」。毎号の著名人インタビューや特集記事など、読み応えある誌面づくりがなされている。毎月15日発行/画像提供:紅屋オフセット株式会社
発行元がどこなのか気になり、奥付を調べてみたところ、「発行・印刷/紅屋オフセット株式会社」の記述が。印刷屋さんがシニアの情報誌を発行? とても不思議だったので、紅屋オフセットを訪ねてみました。お話をしていただいたのは、同社の常務取締役・木村弘紀さんです。
シニア世代の抱える問題を実感
印刷会社である紅屋オフセットが、シニア向けのフリーペーパーを出されたのは、現在、同誌の発行人・編集長を務められている同社の代表取締役・今井敏義社長の発案になります。社長がご自身の両親を面倒みるようになり、介護や福祉の現場や、シニア世代の抱える問題を実感されたことがきっかけになったそうです。
紅屋オフセット株式会社 代表取締役・今井敏義社長/写真提供:紅屋オフセット株式会社
今後、さらに増えていく高齢者。シニア世代が持つ将来の不安の解消、生きがいの発見、生活の喜び、シニアの明日を応援すべく、2010年9月に発刊されました。
企業としての社会的責任、企業姿勢の表れ
「フリーペーパーということで、どんな人たちに読んでもらえるのか、どこに配布すればいいのか、いろいろ試行錯誤しましたし、まだ探っている状態です。広告も少なく、発行を続けていくのはキツいところもありますが、企業としての社会貢献であり、本誌を通じて企業姿勢を伝える意味では、わが社にとって『ゴールデンライフ』は大事な存在です。何より、読者であるシニアの方々に役立つことが重要。読者ハガキには、記事への感想、本誌への応援メッセージも多く寄せられ、それが一番の励みになります」と木村常務は語ります。
健康寿命引き上げ、シニア・コミュニティの創出など、シニア世代を応援したいという気持ちは、「ゴールデンライフ」も、私たち「爺ちゃん婆ちゃん.com」も共通の想いです。今後、何かしら協力できればいいなと思いました。
文=弓削ヒズミ(編集部)2016年10月取材
シニアの輝く明日を応援「ゴールデンライフ」
次号2016年12月号(通巻75号)は11月15日発行。日本各地のドラッグストア、クリニック、介護施設などで配布されます。配布先はゴールデンライフのサイトで検索できます。
画像提供:紅屋オフセット株式会社