健康な体づくり
2016年11月07日更新
つくってみよう常備菜 vol.2
さわやかな万能調味料 塩レモン
日々の食事を助けてくれる常備菜。あと1品、食卓に欲しいというときに役立つ、つくりおきのレシピを実際に編集部でつくり、レポートします。一時期、テレビや雑誌などで取り上げられ、いまや定番ともいえる「塩レモン」の作り方をご紹介します。
国産レモンが出回る、この季節に作っておきたい塩レモン
酸味と塩分で、さっぱりとした味付けに
見た目、香りもさわやかなでレモンは、ビタミンを多く含み、そのままでも美味しいですが、一手間かけることで、いろいろな料理に使える万能調味料になります。今回は、10月あたりから出荷が始まった国産レモンを使います。輸入物に比べると地味な色合いですが、香りが良く、皮まで使うことを考えると、ノーワックスの国産を選びました。
材料
- レモン
- 粗塩(レモンの重量に対して約10〜30%、長期保存ならば多めにする)
必要な道具
包丁
密閉式の容器
レモン、粗塩、密閉容器さえあれば、手軽にできる
・レモンの皮も使うので、よく洗います。
・水気をふき取り、3ミリ程度の輪切りにします(みじん切りや乱切りでも構いません)。
・密閉容器に、レモン、塩、レモン、塩…と交互に入れます。
・蓋を閉め、常温で置いておき、ときどき容器を振ります。
・1週間して、塩が溶けて全体になじんできたら完成(左が1週間経ったもの。右は漬けたばかりの状態)
・常温保存で1カ月程度、冷蔵庫保存で半年程度を目安に使い切りましょう。
塩レモンの料理例
鶏手羽先の塩レモン焼き
・塩レモンの実の部分を細かくみじん切りに
・鶏手羽先全体に塩レモンを馴染ませ、冷蔵庫で約15?30分漬け込む
・塩レモンの実を取り除きフライパンで焼く
鶏手羽先の塩レモン焼き完成! 漬け込みが足りなければ塩レモンを少しのせてもOK
ドレッシング
みじん切りにした塩レモンに、オリーブオイル、黒コショウを少々を加えれば、即席のサラダドレッシングに変身
鶏肉、豚肉など、焼く前に漬け込むと、レモンの酸味で、肉の脂のしつこさが軽減されます。また鯛などの白身魚のお刺身に、醤油ではなく塩レモンでもいいかもしれません。また、冬場なら、お鍋のときに柚子コショウのような使い方もいいでしょう。いろいろな用途に使える「塩レモン」は、この時期、作り置きしておきたい一品です。
文・写真=弓削ヒズミ(編集部)