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14,100人に聞いた!老後に対する意識調査-不安要素、資産額、将来の夢…

メットライフ生命保険株式会社(代表執行役 会長 社長 最高経営責任者 ディルク・オステイン)は、全国47都道府県の20歳~79歳までの男女14,100人を対象に、「老後」に対する調査を行いました。 爺ちゃん婆ちゃんcomでは、その調査結果の50代~の回答に注目しました。

8割以上が老後に不安

老後への不安要因は、~50代までの人は共通で「お金」が一位でしたが、60代~は「健康」が一位でした。若い人の多くは身体は自由に動くけど、年金に期待は出来ないし、ってことでお金が第一の心配要素だったのが、歳を重ねるにつれ身体の故障が増えてくると、「やっぱり健康が一番大事!」ということに気づかされるのかもしれませんね。

老後への不安の有無
老後への不安の要因

44%が「新型コロナによる影響で、老後不安に変化があった」と回答

新型コロナにより、老後に対する考え方がどのように変化したかという質問に対しては、50代は「貯蓄意識の高まり」、60-70代は「健康への気遣い」が1位という結果になりました。
コロナ禍で健康を害される不安が増え、より健康への配慮が必要と感じる方が増えたようです。


新型コロナの影響で、老後に対する考え方や価値観の変化の内容(複数回答)

現在の資産額と老後のために備えている金融資産

年代問わず、「老後の備えに必要な金融資産と自らが想定する金額」と、「現在の保有金融資産額」にかなりの差がありました。世間一般的に、老後の資金は3,000万円必要と言われることが多いので、想定額を3,000万円と設定している人が多いのかもしれませんね。

現在の保有金融資産額と、 老後の備えに必要な金融資産と自らが想定する金額

老後に備えて利用している金融資産は、50代、60-70代ともに1位「預貯金」、2位「株式」でした。

老後の備えに利用している金融資産(複数回答)
資産運用実施率

【番外編】47都道府県別主要項目ランキング

全国版で取り上げた主要項目に関して47 都道府県のうちスコアの高かった都道府県5 つを取り上げると下記のようになりました。
県民性などを想像しながら下図を見ると、とても興味深いです。

項目別47都道府県の傾向
調査主要項目に対する47都道府県の結果

将来実現したい夢は?

下図はアンケート調査で単語の頻度が多いほど大きく書き表された図です。
将来実現したい夢についての回答は、「世界一周」「旅行」「日本一周」「海外旅行」など、旅に関するキーワードが並びました。
旅は年齢関係なく人を魅了するというのが分かります。

もしも100歳まで生きるなら、必要なのは「お金」+「健康」+「 ? 」

最後に、この図を見てください。
「生きがい」が目立って大きな文字になっています。
なんだかんだ人生「生きがい」が大事、ということでしょうかね。
皆さんは生きがいを見つけてますか?

2021年老後に関してのアンケート調査結果はいかがだったでしょうか?自分が感じている不安・気持ちと違いはありましたか?多くの人が自分と同じ不安を抱えていることが分かり、安心した人もいるのではないでしょうか。この結果を見たからといって問題が解決するわけではありませんが、自分だけじゃないんだ、と少しでも気が楽になって頂けると幸いです。

文=山本 恵子

<参考>
老後を変える全国47都道府県大調査2021年版 (メットライフ生命保険)

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