健康な体づくり
いつでも、どこでも10秒鍛える
ながらヨガで、美しく健康に
前回ご紹介した、トイレで10秒トレーニングする「生涯現役笑顔咲く咲くヨガ講座」の吉羽咲貢好先生が、このたび、『生涯現役 美容ヨガ ダイエット』という本を出されました。日常生活の中で、いつでも、どこでもできる10秒トレーニングが多数紹介された素敵な本です。
関連記事=2018年3月12日掲載『合言葉は「トイレをトイレニングルームに!」 習慣づければ、美しく、健康な身体に!』
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トレーニングを日常の習慣に取り入れる
人生100年時代を迎え、定年後、働き続けるにしても、新しい何かを始めるにしても、「健康」であり続けることが必要です。あと20〜30年は現役として動ける身体を保っていくためにも、いつでも、どこでもできる10秒トレーニング・SAKUKO式?ながらヨガ?を試してみませんか。
トイレ、お風呂場、キッチン、洗面所など、日常の生活の場で、トレーニングできるものばかり。しかも道具も使いませんし、何かをしながらできる点も魅力です。目次をみると、「トイレで壁ドン」「空にアイーン」「桃尻ふきそうじ」「ハンガー背伸び」など、興味をそそるタイトルがたくさん。ページをめくるごとに、ちょっと試してみたくなると思います。
SAKUKO式?ながらヨガ?の特徴は、身体を動かす「習慣化」を促すこと。毎日、ちょっとずつ積み重ねながら、身体づくりに取り組めます。
例えば、トイレに1日6回行くとします。トイレのたびに10秒間のヨガ・トレーニングを1回行えば10秒×6回、1カ月で30分。1回のトイレで3セット(10秒×3回)行えば、30秒×6回、1カ月で90分。月1回のヨガ教室に通っている時間と変わらないトレーニング量が得られることに。
しっかりとしたレッスンも重要ですが、日頃から身体を鍛える習慣をつける利点は、ご理解いただけましたか。
『生涯現役 美容ヨガ ダイエット』著:吉羽咲貢好/画像提供:ディスカヴァー・トゥエンティワン
身体のゆがみ、筋力低下を解消し、姿勢正しい身体に
本書では「身体のゆがみ」「筋力低下」など、加齢による問題を解決するために、身体全体のバランスを整えるトレーニングが数多く取り上げられています。やはり姿勢を保つには筋力が必要ですし、姿勢がよいと若く見えます。
シニア世代の場合、長年の身体のクセが蓄積されてしまっているかもしれません。例えば、椅子に座るときは自然と足を組んでしまったり、寝るときはいつも右を向いていたり、どうしても楽な姿勢をしようと、無意識に身体をゆがませています。また、最近はスマホ利用者も増えたので、下を向いて操作して「スマホ首」や「猫背」になっているシニア世代を街中で見かけます。
ぜひ、本書の?老化度チェック?で、自分の状態を確認してみましょう。
肩こりや腰痛などの慢性痛は、身体のゆがみから引き起こされることも多い/写真:無料写真素材 写真AC
そうした「身体のゆがみ」を解消するために、「身体バランス」「筋力」「柔軟性」を鍛えるトレーニングレシピが本書には詰まっています。しかも、洗濯物を干す、食器を片付ける、拭き掃除をするなど、家事の一環をこなしながら、身体を鍛えられるわけですから、さっそく実践しなくては。
各トレーニングは、わかりやすい文章と、写真とイラストを使って解説されているので、すぐに始められることでしょう。
タイトルには「ダイエット」とありますが、年を重ねても美しくありたい人、生涯自分の脚で歩きたい人、そんな人たちにもおすすめです。
2018年3月12日掲載『合言葉は「トイレをトイレニングルームに!」 習慣づければ、美しく、健康な身体に!』にも書籍で紹介しているトレーニングを載せています。
文=弓削ヒズミ(編集部)
【書籍紹介】
『生涯現役 美容ヨガ ダイエット』
著:吉羽咲貢好
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン/定価:1,300円+税/発売:2018年4月15日/仕様:単行本(ソフトカバー)
■ Profile ■
吉羽咲貢好(よしば・さくこ)
1954年生まれ 富山県高岡市出身、埼玉県在住。一般社団法人 笑顔咲く咲く協会代表理事。
27歳の時に変形性股関節症を発症したことがきっかけで始めたヨガ講師は24年以上の実績。笑顔咲く咲くヨガの第一人者として、数多くの講演・レッスンを開催。大手化粧品会社のイベント・雑誌への掲載など多方面で活躍するほか、自分のカラダは自分で創る!をモットーに「80歳になってもピンヒール」プロジェクトを進めている。2015年3月に協会を立ち上げ、誰でもどこでも道具なしでできる「笑顔咲く咲く体操」を考案。新ラジオ体操とするべく、日々活動中。
笑顔咲く咲く体操(ショートVer)/提供:一般社団法人 笑顔咲く咲く協会