健康な体づくり
気になる書籍『生活習慣の改善でがんを予防する5つの法則』
最近では、医療技術の向上などで、「がん」の死亡リスクも減ってきているといわれていますが、まずは「がん」にならないこと、予防することが大事なのではないでしょうか。今回、がん予防について、ていねいに解説された『生活習慣の改善でがんを予防する5つの法則』(日東書院本社)という書籍をご紹介します。
イメージ/撮影:爺ちゃん婆ちゃん.com編集部
はじめてみよう、がん予防への取り組み
いま、日本人の2人に1人が「がん」になるという調べがあり、また、「がん」になる確率は、年齢を重ねるごとに高くなっています。爺ちゃん婆ちゃん.comの読者である、これから、第2の人生を始めようとする世代にとって、がん予防は大切なことです。
『生活習慣の改善でがんを予防する5つの法則』/画像提供:日東書院本社
国立がん研究センターの津金昌一郎先生が監修する『生活習慣の改善でがんを予防する5つの法則』では、がん予防の法則として、5つのポイントを挙げています。
?タバコ
?お酒
?食事バランス
?適度な運動
?太りすぎ、痩せすぎ
そんなこと当たり前じゃないか、と言われる方もいるかもしれません。しかし、本書の解説は、現状の日本人の生活環境に沿ったデータに基づいているので、「いま日本で生活している人」が、どうやって予防したらいいのかが、わかりやすく、具体的に書かれているのが特長です。
皆さんもご存知のとおり、「がん」は、早期発見が大切です。その早期発見に有効な、検査・検診の方法や内容についても詳しく記されており、「わたしは大丈夫」なんて言いながら検査に消極的な人にこそ、読んでほしいところです。
本書の冒頭にある、チェックリストに答えながら、自分が気なっている箇所から読んでいけるので、本を読む時間が限られた人でも、読みやすい工夫がなされています。
科学的根拠に基づいた内容でありながら、専門用語を多用しておらず、「ゾウにがんが少ない理由」「笑いと免疫力」など、興味深いコラムも所々に入るので、軽い気持ちで読みすすめながら、がん予防の知識が頭に入ってくる、そんな書籍でした。
文=弓削ヒズミ(編集部)
【書籍紹介】
『生活習慣の改善でがんを予防する5つの法則』
監修:津金昌一郎/発行:日東書院本社/定価:1,100円+税