趣味や愉しみ
東京散歩Vol.7/ロックの殿堂ジャパンミュージアム
いま話題になっている東京のスポットやイベントに行き、リポートしていく不定期企画「東京散歩」。今回は米国にある「ロックの殿堂」ミュージアムが、東京にやって来るということで、正式オープン前に覗かせてもらいました。シニア世代たちの青春時代を彩った洋楽ロックの貴重な資料を見に行きましょう!
ギターの神様・エリック・クラプトンの使用した愛機Blackieには直筆サインが/撮影:弓削ヒズミ
アメリカ以外では初となる常設展示
往年のプロ野球選手が「殿堂」入りしたなんてニュースを聴いたことがあると思いますが、アメリカでは、ロックにも殿堂があるのです。その「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」が、2017年9月23日(土)から2018年3月11日(日)の期間、東京・有楽町「有楽町インフォス(東京都千代田区丸の内3-8-3)」にオープンします。
エントランスではロックスターたちの巨大写真が出迎えてくれる/提供:ロックの殿堂ジャパンミュージアム
「ロックの殿堂(Rock & Roll Hall of Fame)」は、世界4大音楽賞のひとつで、 ロックミュージックにおいて世界的に最も名誉ある音楽賞です。ビートルズ、ローリングストーンズ、ボブ・ディランなど、爺ちゃん婆ちゃん.com読者にも馴染みのミュージシャンたちが数多く受賞しています。
1986年の第1回から続く、歴代の授賞式のポスターが一堂に/撮影:弓削ヒズミ
そのミュージアムは、米国オハイオ州クリーブランドにあり、 大きな影響や功績を残したミュージシャンやプロデューサーなどにまつわる貴重な楽器や衣装、 愛用品が展示・保存されています。今回、アメリカ以外では初となる「ロックの殿堂」の常設展示となりました。
多くのミュージシャンたちから愛され続けている?国の?舗ギターメーカー「ギブソン」のギターが並ぶカフェコーナー/撮影:弓削ヒズミ
アーティストたちの貴重な愛用品が並ぶ
エントランスから、展示ギャラリー、シアタースペース、ショップなど、魅力的な空間で構成されています。ギャラリーには、殿堂入りアーティストの楽器やステージ衣装・愛用品および、アーティストのメモリアルな写真などが多数展示されています。例えば、幼き頃のマイケル・ジャクソンが活躍したジャクソン5のメンバー全員の衣装、ギターの神様・エリック・クラプトンのストラトキャスター「Blackie」など、洋楽好きなシニア世代にはたまりません。
展示されているミュージシャン愛用のギター。持ち主は左から、サミー・ヘイガー(ヴァン・ヘイレン)、エリック・クラプトン、ボニー・レイット/撮影:弓削ヒズミ
また、シアターでは、「ロックの殿堂」受賞式典における秘蔵ライブ映像が1週間ごとに限定公開されます。すでに解散、オリジナルメンバーが他界したバンドも、この受賞の時だけ再結成して行った貴重なライブ映像もあるようなので、それを観るだけでも充分価値があります。
兄弟5人組で活躍した「ジャクソン5」のステージ衣装、初代ロックの殿堂入りアーティストの一人、エルヴィス・プレスリーが着用していたスエードのコート/撮影:弓削ヒズミ
往年のロックスターたちとリアルタイムで時間を共有してきたシニア世代の皆さんなら、思い出に絡んだ展示や映像に出会えるかもしれません。ぜひ、1度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
※展示物は、期間中に入れ替えが予定されているため、記事に記載された展示品がない場合もあります。
※ロックの殿堂ジャパンミュージアムは、2018年3月以降移転予定となっています。
文・写真=弓削ヒズミ(編集部)2017年9月21日取材
ロックの殿堂ジャパンミュージアム
場 所=有楽町インフォス(東京都千代田区丸の内3-8-3)
期 間=2017年9月23日(土)〜2018年3月11日(日)(※2018年3月以降移転予定)
時 間=午前11時00分(土・日・祝 午前10時00分)〜午後7時00分(金・土 午後8時00分)(※入場は閉館1時間前まで)
入場料=大人前売 1,800円、当日 2,200円(消費税込み)
休 館=年末年始(12/30〜1/2)、展示物入替時
交 通=JR「有楽町」駅 京橋口から徒歩1分、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅 D9出口すぐ、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅 1出口から徒歩3分